ふと、お手軽で安価なHDDのリムーバブル環境を構築したいと思い
センチュリーの『裸族のお立ち台 eSATAプラス』を購入してみました。
いかにもイロモノっぽい名前が気になるところですが、
ちょっと使い勝手を試してみようと思います。
本体&パッケージ内容
付属品は、本体に取説、電源アダプターに接続用のケーブルが
eSATA用とUSB用の2本とも付いています。
購入して直ぐ使えるように、ケーブル類の付属はありがたいところです。
本体上部にはHDDを差し込むスロットがあります。
このスロットカバーは一部が欠けていて、
そこに挿し込めば2.5インチのHDDを使用することもできます。
裏は電源スイッチと各種コネクタが配置されていて、
接続はUBSかeSATAのどちらでも
お好みの方法が使えるようになっています。
セットアップ
HDDの取り付けは上からガチャっと挿し込むだけです。
また取り外す場合は、手前のスイッチを押し込むと
内部がせり上がってHDDが引き出せるようになっています。
この辺は、まんまファミコンのカセット感覚ですね。
で、さっそくパソコンに繋いでみます。
接続はもちろんお手軽さと速度を兼ね備えたeSATAを選択です。
ウチのマザー『Asus P5Q Deluxe』には、
バックパネルにMarvell制御のeSATA用外部コネクタが
付いているので、そこに接続します。
ちなみに私のパソコンは『AntecのP180』を
床に横置きという変態環境なため
ドライブベイ内蔵型のリムーバブルフレームは使いにくいというのが、
この『裸族のお立ち台』を選んだ理由でもあります。
そして、お立ち台の使用風景がこちら。
上部の電源ランプはアクセスランプも兼ねていて、
使用中は右半分が赤く点滅してなかなか綺麗です。
しかし、目の前に剥き出しのHDDが直立で動作中というのは、
なんともシュールな光景ですね。
ホットスワップ
パッケージにはホットスワップ非対応との記述がありますが、
『HotSwap!』というソフトを使えば、eSATA接続の場合でも
簡単に電源ON中の取り付け、取り外しが可能です。
リムーバブルでこれができないと魅力半減ですしね。
パフォーマンス測定
eSATA | USB2.0 | ||
---|---|---|---|
Transfer Rate (MB/sec) |
Minimum | 47.1 | 31.1 |
Maximum | 107.2 | 33.1 | |
Average | 81.2 | 32.7 | |
Access Time (ms) | 14.6 | 14.9 | |
Burst Rate (MB/sec) | 92.8 | 27.8 | |
CPU Usage (%) | 2.3 | 6.8 |
ちなみにeSATAとUSBでパフォーマンスにどの程度の差があるのかを
『HD Tune』というソフトを使って調べてみました。
やはりeSATAが圧倒的で、USBに比べて約2~3倍のパフォーマンス差と、
外付けながら内蔵のSATAと比べても遜色のない速度が出ています。
HDDの管理と保管
概ね満足な『裸族のお立ち台』なのですが、
あとは裸のHDDをどのように管理保管するかが問題ということで、
ひとまず100円ショップで紙製の引出し式ケースを買ってみました。
若干サイズに無駄があるのと強度が心配ですが、ポリプロ系のケースは
静電気が恐いですし、これはなにより安価なのが魅力です。
『裸族の村』がもうちょっと安ければ悩まないのですが…。