![VPN接続を使った 北米ゲームオンデマンド版 スーパーストリートファイターIV の購入](https://www.tacoya3.com/images/2011/ssf4_god/ssf4_god_02s.jpg)
市販のゲームソフトを手軽にオンラインで購入できる
Xbox360の『ゲームオンデマンド(GoD)』。
パッケージや紙のマニュアルは手に入りませんが、GoD版には
ゲームをディスク不要で楽しめるという大きなメリットがあります。
そこで、AEのダウンロードコンテンツも配信間近となり、
まだまだ遊べるスパ4をディスクレスで快適にプレイできるようにと
GoD版の購入に挑戦してみました。
海外GoD版タイトル購入の注意点
![](https://www.tacoya3.com/images/2011/ssf4_god/ssf4_god_14s.jpg)
さて、GoD版のスパ4は残念ながら日本では配信されていないため、
今回は以前作成した 『北米タグ』 を使って購入します。
その際に注意することがいくつかあって
まず海外GoDタイトルの購入には
クレジットカードが直接使えないため、
『マイクロソフトポイント(MSP)』を用意することが1点。
現在は、Xbox LIVEで『PayPal』が使えるようになったので
クレジットカードさえあればMSPがなくても
簡単にオンラインで購入できるようになりました。
詳しくは
『Xbox LIVE 北米(海外)タグでPayPal決済を利用する』
をご覧ください。
さらに、ダウンロード時に『地域制限』のチェックが入る場合があるので、
『VPN接続』などを使ってこれを回避しなければいけないこと。
2012年1月3日の再登録でスパ4の地域制限が外されました。
詳しくは
ゲームオンデマンド版『スーパーストリートファイターIV』がAE化&VPN不要に
をご覧ください。
そして最後に、目的とするソフトの『リージョンロック』の設定や
『ローカライズ』の仕様を把握しておくことが必要となります。
なお、今回の目的であるスパ4は『リージョンフリー』の
『マルチリンガル』仕様なので、北米版を購入しても
ちゃんと日本のXbox本体で日本語版として遊ぶことができます。
というわけで、今回は上記の2点をクリアすればOKです。
準備するもの
北米タグとマイクロソフトポイント
![](https://www.tacoya3.com/images/2011/ssf4_god/ssf4_god_01s.jpg)
今回必要なものは、目的の地域に合わせたXboxの『タグ』と
必要な額の『マイクロソフトポイント(MSP)』だけです。
最近では、北米MSPは 『Play-Asia.com』 で
『デジタル版(商品名の後ろに[DIGITAL]と書かれているもの)』 を買えば
その場でコードが発行される上に、お値段も安いのでお勧めです。
ちなみに、北米GoD版のスパ4は『2,400MSP』なので、
『1,600MSP』を2枚か、それとも若干お得な『4,000MSP』1枚で行くか、
悩ましいところです。
ネットワーク環境
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続いて『VPS接続』の為にネットワーク環境を整えます。
といっても、上の図のように
『ルーターに接続されたパソコンとXbox360』という
ごく一般的な環境があればOKです。
それ以外は、とくに特別なものを用意したり、
ケーブルを繋ぎ替えたりする必要もありません。
北米GoD版スパ4のチェック
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さて、とりあえず北米タグでダッシュボードにサインインして
ゲーム・マーケットプレースからGoD版のスパ4をチェックしておきます。
この時、値段の表示が最初は『$29.99』になっていますが、
購入画面に進んで[X]ボタンを押せば『2,400MSP』の
ゲイツ表示に切り替わります。
![](https://www.tacoya3.com/images/2011/ssf4_god/ssf4_god_04s.jpg)
そして、上の状態から『ダウンロードを確定する』を選ぶと、
この画面が表示されてしまいました。
これは前述の通り、海外GoDのダウンロードには『地域制限』が
かけられていて、接続元のアドレスをチェックして
それ以外の地域からは購入ができないようになっているためです。
VPN接続の設定
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さて、上記の『地域制限』を突破するために
今度は『VPN接続』の設定を行います。
ちなみにVPNとは、本来は擬似的な専用線接続を利用して
安全にデータのやり取り等を行うために使用されるものらしいのですが、
今回はXbox Liveへの接続元をごまかす目的で、これを使用します。
そして、その為のVPNサービスとして、
今回はVPNサーバを3時間だけ無料体験できるという
『AnonymityNetwork.com』 を利用します。
AnonymityNetwork.com の設定
![](https://www.tacoya3.com/images/2011/ssf4_god/ssf4_god_06s.jpg)
さっそく、パソコンからサイトにアクセスして
右上の『Signup free』か、左の『Free trial』を選んで登録です。
ここのサインアップは最初にメールアドレスを
入力するだけというお手軽さです。
『Resister』ボタンを押すと、入力したアドレス宛に
IDとパスワードを記されたメールが届きます。
![](https://www.tacoya3.com/images/2011/ssf4_god/ssf4_god_07s.jpg)
メールが届いたらログイン画面に進んで、ID(メールアドレス)と
パスワードを入力して『Secure Login』をクリックします。
![](https://www.tacoya3.com/images/2011/ssf4_god/ssf4_god_08s.jpg)
ログイン後はこの画面が表示されます。
この状態では、まだ3時間のお試し期間は始まっておらず、
画面の上の方にある『Get trial』というボタンを押せば
フリートライアルのスタートとなります。
![](https://www.tacoya3.com/images/2011/ssf4_god/ssf4_god_09s.jpg)
ボタンを押してしばらく待つと、右側の画面がこのような表示になり、
画面上部でお試し期間のカウントダウンが始まります。
そして、その下にはVPNを利用する為のIDやパスワードと
接続先のサーバアドレスがリストアップされます。
今回は北米版のダウンロードが目的なので、サーバは
ニューヨークの『us-ny.anonymitynetwork.com』を使います。
パソコン側の設定
![](https://www.tacoya3.com/images/2011/ssf4_god/ssf4_god_10s.jpg)
さて、VPNサーバの準備ができたら次はネットワークの設定です。
まずは『コントロールパネル』 → 『ネットワーク接続』と進んで
『新しい接続を作成する』を選び、『新しい接続ウィザード』を起動します。
![](https://www.tacoya3.com/images/2011/ssf4_god/ssf4_god_12s.jpg)
ここでは、まず『職場のネットワークへ接続する』を選びます。
![](https://www.tacoya3.com/images/2011/ssf4_god/ssf4_god_13s.jpg)
続いて『仮想プライベート ネットワーク接続』を選択。
![](https://www.tacoya3.com/images/2011/ssf4_god/ssf4_god_15s.jpg)
『会社名』は、適当にわかりやすい名前をつけます。
![](https://www.tacoya3.com/images/2011/ssf4_god/ssf4_god_16s.jpg)
『パブリック ネットワーク』 は、
ルーターでネットに接続できていれば不要なので、
『最初の接続にダイヤルしない』を選びます。
![](https://www.tacoya3.com/images/2011/ssf4_god/ssf4_god_17s.jpg)
つぎに、先ほど 『AnonymityNetwork.com』 で収得したVPNサーバの
アドレス『us-ny.anonymitynetwork.com』を設定します。
![](https://www.tacoya3.com/images/2011/ssf4_god/ssf4_god_18.jpg)
最後にこのウィンドウが現れるので、IDとパスワードを入力すれば
VPNサーバに接続する準備は完了です。
しかし、まだ接続はせずに一旦『プロパティ』を開きます。
![](https://www.tacoya3.com/images/2011/ssf4_god/ssf4_god_19.jpg)
ここでは 『詳細設定』 タブを開いて、
『インターネット接続の共有』という部分にチェックを入れます。
ここに書かれている『他のユーザー』というのが
今回はXbox360になります。
![](https://www.tacoya3.com/images/2011/ssf4_god/ssf4_god_20.jpg)
なお、この設定後に『OK』を押すと、細長いダイアログが現れて
パソコンののローカルIPが強制的に
『192.168.0.1』に変更されてしまいました。
このままではPCのネットワークが崩れて繋がらなくなってしまうので、
ひとまず『はい』を選んでから元の設定に戻します。
以上の設定ができたら、さっそくVPNサーバに接続です。
Windows7の場合
![](https://www.tacoya3.com/images/2011/ssf4_god/ssf4_god_26s.jpg)
ちなみにWindows7の場合は
『コントロールパネル』
→ 『ネットワークとインターネット』
→ 『ネットワークと共有センター』
→ 『新しい接続またはネットワークのセットアップ』
→ 『職場に接続します』
から同様の設定を行うことができます。
ただし、windows7 では2つ以上のネットワークアダプタがない場合は
『インターネット接続の共有』を使用することができません。
その場合はパソコンに『LANカード』などを増設し
ルータを経由させずに直接PCとXbox360を接続する必要があります。
接続の確認
![](https://www.tacoya3.com/images/2011/ssf4_god/ssf4_god_21.gif)
さて、『AnonymityNetwork.com』 の画面左には
『WHO ARE YOU NOW?』 として、
自分のIPと接続元の情報が表示されています。
現在の国は 『Japan』 になっていますが、
先ほど設定したVPNサーバに接続した状態で更新してみると…
![](https://www.tacoya3.com/images/2011/ssf4_god/ssf4_god_22.gif)
ちゃんと 『United States』 の 『New York』 になりました。
これでVPN接続の準備は完了です。
Xbox360の設定
![](https://www.tacoya3.com/images/2011/ssf4_god/ssf4_god_24s.jpg)
無事パソコンがVPNサーバに接続できたら、
今度はXbox360のネットワーク設定を変更します。
『システム設定』 → 『ネットワークの設定』 と進んで、
![](https://www.tacoya3.com/images/2011/ssf4_god/ssf4_god_27s.jpg)
『基本設定』タブから、『ゲートウェイ』のアドレスを手動で変更します。
![](https://www.tacoya3.com/images/2011/ssf4_god/ssf4_god_29.jpg)
通常、Xboxの『ゲートウェイ』はルーターのアドレスに設定して
ルーター経由でネットに接続されていますが、
![](https://www.tacoya3.com/images/2011/ssf4_god/ssf4_god_28.jpg)
今回は、Xbox360のゲートウェイをパソコンのアドレスにして、
XboxがパソコンのVPN接続経由でXbox Liveに繋がるようにします。
なお、各アドレスの値は一例にすぎませんので、
設定は各自の環境に合わせて変更してください。
Xbox360のローカルIP末尾が『36』なのはお約束で。( ゚∀゚)=3
![](https://www.tacoya3.com/images/2011/ssf4_god/ssf4_god_37s.gif)
もし、パソコンのIPアドレスが自動取得などで分からない場合は、
[スタート] → [アクセサリ] から 『コマンドプロンプト』 を起動して
『 ipconfig 』 と入力すれば、アドレスを確認することが出来ます。
GoD版スパ4の購入
![](https://www.tacoya3.com/images/2011/ssf4_god/ssf4_god_31s.jpg)
さて、上記の設定後、Xboxが無事北米のダッシュボードに繋がったら
今度こそGoD版スパ4を購入します。
![](https://www.tacoya3.com/images/2011/ssf4_god/ssf4_god_32s.jpg)
『確定』を選んで、ダウンロードが始まれば成功です。
しかし、ここでまだ安心はできません。
VPN経由での接続は非常に低速なため、スパ4のように
巨大なファイルのダウンロードには相当な時間がかかります。
そこで、購入後にダウンロードが始まったら
Xboxのネットワーク設定を いったん元に戻して、
通常接続でダウンロード時間の短縮を図ります。
![](https://www.tacoya3.com/images/2011/ssf4_god/ssf4_god_33s.jpg)
なお、Xbox Liveの『地域制限』チェックは
『購入時』と『ダウンロード終了時』の2回に分けて
ピンポイントで行われるため、あと少しのところまで落とせたら
再びVPN接続に戻す必要があります。
これを怠ると、また1からやり直しとなるので要注意です。
現在は、Xbox LIVEの仕様が変更されてしまったのか
ダウンロードバーの表示が80%くらいで
いきなり完了となってしまうので
少し早めにVPN接続に戻す必要があります。
ちなみにウチの光回線な環境では、
スパ4のダウンロードに約1時間ほどかかりました。
しかし『AnonymityNetwork.com』のVPNフリートライアルは
3時間もあるので、焦らずゆっくり作業しても問題ありません。
お試し時間を使い切ってしまった場合は
![](https://www.tacoya3.com/images/2011/ssf4_god/ssf4_god_36.gif)
もしお試し時間が足りなかった場合でも
『AnonymityNetwork.com』では
『1日$3』のコースが用意されているので
クレカやPayPal払いで何度でも利用することができます。
GoD版スパ4のチェック
![](https://www.tacoya3.com/images/2011/ssf4_god/ssf4_god_34s.jpg)
さて、ダウンロードが完了したらストレージ内のゲームを確認です。
スパ4を選ぶと『取り込み済み』と
そうでない2つのファイルが並んでいます。
これは前者が今まで遊んでいたインストール版のスパ4なので、
さくっと削除しておきましょう。
![](https://www.tacoya3.com/images/2011/ssf4_god/ssf4_god_35s.jpg)
そして当たり前ですが、今回入手したGoD版は
今まで解除した実績やプレイヤーの成績
購入したダウンロードコンテンツ等もすべて引き継ぎ可能な上
自分のタグでこれまでとまったく同じように遊ぶことができます。
![](https://www.tacoya3.com/images/2011/ssf4_god/ssf4_god_50s.jpg)
おかげで、長い間ウチのXboxを占拠し続けていたスパ4のディスクを
ようやくトレイから追い出すことができました。
これで今まで積んでいた他のゲームも遊びやすくなるというものです。
ゲームオンデマンド万歳。( ゚∀゚)=3
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