【ポケモンGO】 Pokémon GO Plus 使用レビュー

ポケモンGO の配信当初から発表されていながら、発売延期などもあり、その正体がなかなか掴めなかった【Pokémon GO Plus】がようやく発売されました。

直前の仕様変更で、バックグラウンドでもタマゴが孵せることが分かり、一気に期待が高まったこのデバイス。それがどの程度使えるものなのか。さっそく購入して試してみました。

Pokémon GO Plus とは?

【Pokémon GO Plus】は、スマホに無線で繋げられるポケモンGO 専用のコントローラーです。

これがあれば、今までは常に立ち上げた状態でないと遊べなかったポケモンGOが、バックグラウンドはおろか、スマホがスリープモードの時でも、ポケモンを捕まえたり、アイテムが回収できるほか、タマゴまで孵せるという大変便利なシロモノになっています。

これでバッテリー残量に怯える日々ともオサラバできるんですね。

ポケモンセンターより到着

発売日の早朝、私は Amazon の小出し出品に弾かれ、結局本家の【ポケモンセンターオンライン】にすがることとなりました。

ただ、こちらも代金は商品代のみで送料無料な上、特典のクリアステッカーまで付いてきたので、結果オーライです。

届いた包みを見ると、梱包テープの柄がピカチュウだったり、中の納品書にまでピカチュウが描かれていてカワイイですね。

Pokémon GO Plus 内容

では、これよりプラスのパッケージ内容を確認していきます。

パッケージ

外箱はコンパクトでちょうどトランプくらいの大きさです。

箱裏の【ブルッと発見!】【ポチッとゲット!】のキャッチコピーは、語感の良さもさることながら、まさにこの商品を表わしていて秀逸だなと思います。

セット内容

パッケージに収められているセット内容は以下の通りです。

  • Pokémon GO Plus 本体
  • 専用バンド
  • コイン型電池 CR2032 (取り付け済み)
  • 取扱説明書

Pokémon GO Plus 本体

本体の中央のマルい部分は、ボタン兼ランプになっていて、ここがいろんな色に光って情報を教えてくれます。

また背面の上部にはストラップ用の穴が用意されているので、お好みのものが使えます。

裏側はクリップになっていて、そのままシャツのポッケなどにも挟める形状です。

Pokémon GO Plus 専用バンド

専用バンドの取り付けは若干手間で、裏側のネジを外してから……

背面の電池カバーごと付け替えるようになっています。

ただこのバンド、めいいっぱい広げても私の手首を通すのはギリギリで、腕時計スタイルにするのは困難だったので、このように手の平で持つことにしました。

このまま指を折り曲げれば中指でボタンも押せますし、他の人にも気づかれにくくて良いあんばいです。

電池はコイン型 CR2032

電池はマクセルのコイン型電池【CR2032 】が取り付けられていました。

取説には持続時間は100日と書かれていますが、これは1日のランプ点灯が20回程度を目安にされているらしく、ちょっと見積もりが甘いような気がします。
ヘビーなポケモントレーナーの場合、持続はこの半分以下と考えた方が良いでしょう。

なお【CR2032 】はかなりメジャーなタイプらしく、品薄などの心配はなさそうです。
しかし残量表示などは無く、いつ切れるか分からないものなので、予備の確保は怠らないようにしたいと思います。

ペアリング方法

ポケGO Plus は【Bluetooth 】という無線方式で接続する為、最初に機器を登録する【ペアリング】という作業が必要になります。

ペアリングを行うには、まずポケモンGOを起動して【設定】画面を開きます。

するとそこに【Pokémon GO Plus】という項目があるので、それを選択します。

続いてプラス本体のボタンを押すとランプが青く点滅し始めます。

その間にゲーム画面の【使用可能なデバイス】欄に表示された【Pokémon GO Plus】をタップします。

iOS の場合はここでペアリングの要求が表示されるので【ペアリング】を選択。

これで【Pokémon GO Plus】がスマホに登録されて、同時に接続完了となります。

ポケGOプラスが接続されると、ゲーム画面の左上にそのアイコンが表示されるようになります。

あとはスマホをスリープモードにして、カバンなりポケットにしまっても OK です。

もう、わざわざスマホを点けっぱなしにして手に持つ必要はありません。

我々は自由なのです!

Pokémon GO Plus の使い方

ここからは、実際に外でポケGOプラスがどう使えるかを紹介します。

ポケストップからアイテムをゲットする

移動中にポケGOプラスがブブッと揺れてランプが青く光ったら、ポケストップを発見した合図です。

この時にボタンを押すと、瞬時にアイテムが回収されて、ランプが虹色に光る演出が見られます。

これまでは、アイテムを手に入れる為にポケストップを開いてから、スワイプで回して、ポケストップを閉じる、という3ステップが必要でしたが、ポケGOプラスではなんとそれがワンプッシュで済んでしまいます。

これならジョギングで走りながらでも、簡単にポケストップを回収できますね。

ちなみにゲットしたアイテムの個数は、回収時の振動回数で分かるようになっています。

ポケモンを捕まえる

続いてはポケモンの捕まえ方です。

ポケGOプラスが緑色に光りながらブーっと振動した時は、ポケモンを発見した合図です。

すかさずボタンを押すと、ランプが白く光りながらブッ、ブッ、ブッと、例のボールが揺れるシーンのような演出が始まります。

その後、ポケストップと同様に、虹色に光ったら捕獲成功です。

ただし、当然ながら捕獲失敗もあって、ランプが赤く光った場合は逃げられてしまいます。

ポケモンを捕まえる時の仕様と注意

なんでもワンプッシュで済んでしまう簡単便利なポケGOプラスですが、それ故に犠牲になる部分もあります。

以下、ポケGOプラスを使用してポケモン捕獲時に注意する点です。

  • 勝負は【1球】のみ
  • 投げるボールは【モンスターボール】のみ
  • たとえ手持ちを切らしていても【スーパー】【ハイパー】なボールは投げない
  • 【ズリのみ】も使われない
  • 【カーブボール】は投げない
  • 【ナイススロー】などの判定も無し
  • トレーナーレベルが高いと出現ポケモンの CP も上がり、けっこう逃げられる
  • 逃げられても経験値が【25】貰える

と、ゲーム性バッサリなギャンブル度の高い仕様になっています。
間違ってもレアポケモンには使えませんね。

しかしこれは、画面がなくボタンも1つしかない ポケGOプラスでは仕方のないことでしょう。
その分、携帯性や手軽さを重視した、割り切ったデバイスだと言えます。

一応、逃げられても僅かながら経験値を貰えるのが救いですね。

ランプの色と内容

画面を持たないポケGOプラスにとって、ランプの色は貴重な情報源です。
なぜか説明書には載っていないので、その色と内容をまとめてみました。

ポケストップ発見
ポケモン発見
未捕獲のポケモン発見
アイテムゲット、ポケモン捕獲成功
アイテムゲット失敗(ストップから離れた)、ポケモン捕獲失敗(ボール切れ、ボックス満杯含む)、接続切れ
持ち物いっぱい、ポケモン捕獲判定

黄色く光った時は、すかさずスマホを取り出してマニュアル操作で捕まえましょう。

プレイ内容の確認方法

ポケGOプラスでポチポチとプレイした後で気になるのが、ゲットしたアイテムや捕まえたポケモンの内容です。

その情報は、ゲーム内の【ぼうけんノート】で確認できるほか、スマホの通知画面にも随時表示させることができます。

しかし、捕獲できているポケモンは CP の低いものばかりで、やたらと逃げられているのは、ちょっと悲しいですね……。

まとめ

以上、個人的に思っていたよりもはるかに便利だった【Pokémon GO Plus】の紹介でした。

最後にポケGOプラスの特徴や感想なんかを、つらつらとまとめてみます。

  • コンパクトで軽く、携帯性は良好
  • ワンボタン、ワンプッシュのみの簡単操作は予想以上
  • スマホがスリープ状態でも遊べるので、他のことをしながらポチポチ
  • スマホとポケGOプラスでは若干のタイムラグがあり、プラスが少し遅れる
  • バスや電車の移動中でもワンボタンでサクサク
  • GPS精度が甘くなるのか、移動距離が伸びてタマゴが孵りやすい(気がする)
  • ゲーム本編共々、相変わらずタマゴが孵っても無反応
  • 電池の保護のため1時間毎に接続が切れるので、その時は繋ぎ直しが必要
  • ポケモンにかなり逃げられるが、ワンボタン操作の前では些細なこと
  • ジム戦には非対応で発光や振動もなし
  • もう元のポケモンGOには戻れない
  • もう Apple Watch‎ 版はいらない(かも?)
  • 効率は上がるけど、ゲームとしてはやっぱり味気ない