『ムービー・マスターピース ターミネーター2 T-800』レビュー

私は発売されるまでこのフィギュアの存在を全く知らなかったのですが、
ホットトイズから発売された【ターミネーター2 T-800】の評判や、
ネットで見た写真がやたらと良さげだったので思わず購入してしまいました。

パッケージ内容

T2は普段映画を見ない私でも、わざわざ映画館に足を運んだ程の
タイトルで、当時大人気だったシュワちゃんが前作と違って
味方役になっているのを見て、もうこの人が悪役をやる訳には
いかないんだなと妙な納得をした覚えがあります。

それはさておき、さっそくフィギュアをチェックです。
T-800のパッケージは、このように下から中箱を引き出す
スリップタイプの箱に収められています。

そしてフィギュアの梱包はこんな感じです。

パッケージの中身は、T-800本体に注意書き程度の取説のほか、
フィギュアスタンド、Tシャツ(黒)、表情つきの手首が2組、
予備の手首関節パーツが1組、サングラス、メカ腕、花束&ケースに
武器としてショットガンとハンドガンが付属しています。

T-800本体

まずはT-800本体の素立ちポーズです。
衣装の革ジャンや革パンツは質感やディテールも細かく作り込まれていて、
袖口のジッパーはちゃんと上げ下げできたりします。

そしてヤバイのがこのお顔の再現度です。
人形は顔が命と言いますが、かつてここまで似ている
人物フィギュアがあったでしょうか。
これは何処から見ても完璧にシュワちゃんで、今どきのリアル系
フィギュアはここまで出来るのかと正直驚かされました。
恐るべしホットトイズ。( ゚∀゚)=3

さらに付属の小物も良くできていて、このサングラスは
ちゃんと顔にフィットさせることができます。
これはもう誰が見ても、あのターミネーターにしか見えません。

ショットガンと花束ケース

そして映画の冒頭でチンピラから奪うショットガンも
細かな色分けや刻印まであって見事な再現度です。
ちなみにこの銃のリロードはグリップ部分を
下から前に押し出すようにして行います。

なおリロード時は上から覗くとちゃんと中の弾が覗けます。
そしてこのショットガンを付属の花束ケースに収めると…、

序盤のジョン・コナーとの出会いのシーンを再現することができます。
カツン、カツン…

ガッ

バサッ

カチャ

クシャ

『Get down』

T-800とバイク

さて、ターミネーター2といえば、ハーレーのファットボーイに
颯爽とまたがるシュワちゃんが印象的でしたが、
それが1/6スケールではタミヤのプラモデルしか存在せず
現在は入手困難でもあるらしいので、今回は仕方なく
ウチにあったニューレイ製のホンダCBRに乗せてみました。
なんだか少々バイクが小さいような…。

それでも何とか映画のワンシーンを無理やり再現してみました。
クルッと片手でショットガンをリロードして、
T-1000のトラックを狙い打つシュワちゃんです。

さらに前に回りこんでから、クルッとリロードしてシパーンと。

エンドスケルトンアーム

そして左腕を付属のメカ腕と差し替えれば、
物語の中盤でダイソンの新型コンピュータ開発を阻止するべく
T-800が自分の正体を明かして未来の状況を説明するシーンも
再現可能です。ベリベリベリ…

『Now listen to me very carefully』

ちなみにこのエンドスケルトンアームは、各部の関節が可動するなど
細かな造形で非常によくできているのですが、
その上から施されている血糊塗装の所為で
せっかくの関節部分が固着しており殆ど動かすことができません。

私なりに何とか塗装を除去して可動を取り戻せないかと
ナイフや針を使って四苦八苦してみましたが、
部品が細かすぎて指パーツを一本根元から折ってしまい
即あきらめました。ホットトイズェ…。(´д`)

ハンドガン

さて、こちらはもうひとつの付属武器ハンドガンです。
非常に小さいながらもブローバック(上部がスライド)したり、
弾倉が取り出せたりと良くできています。

そしてハンドガンといえば物語の終盤で
液体窒素を浴びて凍りついてしまったT-1000に
止めを刺すシーンが思い浮かびます。パキパキ…

『Hasta la vista, baby』

パリーンッ!

まとめ

『Stay here. I’ll be back』

と、こんな感じでこのシュワちゃんは、衝撃的なほどに似ているお顔や、
充実した小物類のおかげで、リアルタイム世代のおっさんにとっては
かなり満足できる内容でした。メカ腕以外は!ヽ(`Д´)ノ

あとは黒のファットボーイに乗せて飾れれば完璧なんですが、
どこか出してくれないですかねぇ…。