『小惑星探査機 はやぶさ 特別メッキ版』 ギャラリー

それでは、完成しました青島文化教材社の
『スペースクラフトシリーズ No.SP 小惑星探査機 はやぶさ 特別メッキ版』
を紹介いたします。

このメッキ版は、塗装が不要なだけでなく
通常版にはなかった太陽電池パドルのシールも付属していて
私でも簡単に綺麗な『はやぶさ』が出来上がるという
非常にありがたいキットでした。

『小惑星探査機 はやぶさ 特別メッキ版』 ギャラリー

パーツ構成の関係上、後部のイオンエンジン周りまで
金一色なのが残念ですが、たった2色+シールで
あの『はやぶさ』がここまで再現されています。
その所為で台座のイトカワまでピカピカなのはご愛敬で。

『小惑星探査機 はやぶさ 特別メッキ版』 ギャラリー『小惑星探査機 はやぶさ 特別メッキ版』 ギャラリー

本体は再突入カプセルや姿勢制御用スラスターなどの
各部ディテールもきっちり作り込まれていて、
綺麗なメッキ塗装と相まって、非常に見栄えがします。

ただ、アップにすると私が貼った
ラピーテープのシワが目立ってしまいますが、
『実機』も結構しわくちゃなのでリアル表現ということで…。(´д`)

『小惑星探査機 はやぶさ 特別メッキ版』 ギャラリー

さらにメッキ版で嬉しいのが、このソーラーパドル用のシールです。
あれこれ工夫して塗装せずともペタっと貼るだけでこの美しさ。
しかも単なるメタリックブルーではなく、アモルファスのような
キラキラ感も素晴らしいです。

『小惑星探査機 はやぶさ 特別メッキ版』 ギャラリー『小惑星探査機 はやぶさ 特別メッキ版』 ギャラリー

このぐらいの距離とアングルで見ると本当に綺麗なこのキット。
太陽電池パドルの配線やレーザー高度計にターゲットマーカー等、
背面のディテールもバッチリ作り込まれています。

『小惑星探査機 はやぶさ 特別メッキ版』 ギャラリー

あと、このキットには探査ローバー『ミネルバ』も付属しています。
こちらは非常に小さいので、イトカワに着陸できず宇宙を彷徨っている
実機と同じように、うっかり無くさないように注意が必要です。(´д`)

プラモで綴るはやぶさの軌跡

ここからはプラモを使って「探査機はやぶさ」の活躍をご紹介します。

『小惑星探査機 はやぶさ 特別メッキ版』 ギャラリー

2003年5月9日に鹿児島宇宙空間観測所より打ち上げられた「はやぶさ」は、
翌年の2004年5月19日に世界で初めてイオンエンジンと
地球の重力を組み合わせたスイングバイを成功させます。

『小惑星探査機 はやぶさ 特別メッキ版』 ギャラリー

その後、長い道のりを経て、2005年9月12日に「小惑星イトカワ」へ到着。
様々な観測データを得た後、11月20日にサンプル収集ミッションを
遂行するため、自律モードで「イトカワ」への降下を開始します。

『小惑星探査機 はやぶさ 特別メッキ版』 ギャラリー

しかし、降下時の制御がうまくいかずに「イトカワ」へ想定外の不時着。
そのまま約30分もの間、表面温度100℃を越える地表に留まります。

『小惑星探査機 はやぶさ 特別メッキ版』 ギャラリー

その後、地球からの指令で無事「イトカワ」より離陸。
これにより「はやぶさ」は小惑星から飛翔した世界初の宇宙船となりました。
さらに11月26日には2度目のタッチダウンを行い
再度サンプルの採集を試みます。

しかし不時着時の影響からか機体には燃料漏れなどの様々なトラブルが発生し
ついには地球との交信も途絶え、宇宙を彷徨うことになります。

その後、地球からの懸命な捜索の結果、
2006年の1月23日に「はやぶさ」との再交信に成功。
機体は満身創痍の状態ながら、残されている機能を駆使して
2007年4月25日に地球へ向け「イトカワ」を出発します。

『小惑星探査機 はやぶさ 特別メッキ版』 ギャラリー

様々なアクシデントにより計画は大幅に遅れましたが、
約7年間6億キロの旅路を経て、2010年の6月13日に
「はやぶさ」は無事地球に帰還。
「イトカワ」のサンプルが入った再突入カプセルを切り離した後、
本体は大気圏突入後に燃え尽きて最後の使命を果たしました。

オカエリナサイ、そして感動をありがとう。 。・゚・(ノД`)・゚・。 ウワーン

『小惑星探査機 はやぶさ 特別メッキ版』 ギャラリー

以上、アオシマ製『1/32 はやぶさ 特別メッキ版』のご紹介でした。

アオシマは今後もスペースクラフトシリーズとして
宇宙船関係のスケールモデルを続けていくそうで、
先日発表された『気象衛星ひまわり』が、私はちょっと気になっています。
もっとも身近でよく聞くわりには外観とか見たことないんですよね。